開講講義

 学部講義

■授業「アントレプレナー入門」

イノベーション創出人材・起業家型人材の育成を、学部生、大学院生、ポスドクまでを対象にシームレスに展開することを目指して、2011年から「アントレプレナー入門」を学部学生向けに開講しました。この講義の特徴は、全学の教養教育科目として学部1年生から4年生までを対象として、講義とワークショップを組み合わせた形態にあります。講義では、イノベーション創出人材・起業家型人材に求められる知識、考え方を中心に外部講師も加えて座学を行います。ワークショップでは、少人数のグループに分かれて新規事業プランニングの模擬プロジェクトを行います。

■授業「実践新商品企画」

本授業は、2009年より大学院生および学部上級生を対象に開講した「新製品企画実習」(2009、2010年は経済産業省による「産学人財育成パートナーシップ事業」の一環として実施)を、全学部の学部生を対象に、その内容を発展させたものです。
本授業では新商品(飲料)のコンセプト開発を実習することにより、新商品企画の手順、手法を習得するとともに、毎回の講義を通じて裏付けとなる理論を学習し、実践と理論の両面から「新商品企画」を学ぶものです。
授業では、消費者ニーズの把握、商品アイデアの創出、アイデアのコンセプト化、新商品案の消費者受容性の確認、新商品案の見直しという一連の実作業を、PDCAサイクルに沿ってグループ実習により行います。対象となる消費者に対し、ニーズの把握や受容性確認の調査を実地にて行うことにより、「消費者指向」を自らが実感し身につけていく構成としています。最終発表会では、企業の新商品開発担当の方々に参加いただき、新商品案を事業可能性という視点からも検討していきます。
また、実習グループの構成は学部、学年を越えて行い、バックグラウンドを異にするメンバーによる作業を、実際に体験することも大きな目的としています。「創造する力」に加えて、実社会で求められる「協同作業」「他者への説明、説得」を、実習を通じて学生たちが経験することにより、イノベーション創出人材の育成を目指しています。

 大学院講義

■授業「イノベーションと課題発見Ⅰ・Ⅱ」

VBLでは、1999年から「新技術と起業」、2010年からは「イノベーションと起業」と題した講義を開講してきました。2015年からは、さらにチームワークを強化させた「イノベーション課題発見Ⅰ・Ⅱ」を開講し、VBLの事業として企画・実践しています。
「イノベーションと課題発見Ⅰ・Ⅱ」の特色の一つは、起業に伴う様々な問題について、民間の第一線で活躍しているエキスパートに課題発見とイノベーションの視点から講義をしていただいていることです。講義は集中講義で行い、実体験に基づく講師の話と質疑応答がなされています。
二つ目の特色は、一方的な受け身の講義だけでなく、受講者数名ごとにチームを作り、実際の起業家を訪問してヒアリング調査を行うと同時に、学生がアイデアを出し合ってビジネスプランを作成し、それぞれについて講評会で発表するという実践的な授業が展開されています。
本講義では、チーム員の協力とヒアリング調査を通じて「コミュニケーション力」を、ビジネスプラン作成を通じて広い視野からの「問題解決力」を、そして講評会での発表を通じて「プレゼンテーション力」の3つの力を向上させることも狙いとしています。

■授業「博士学生のためのキャリアデザインⅠ・Ⅱ」

~ 準備中 ~

 副専攻プログラム「起業家人材養成教育プログラム」

起業実践講義「イノベーションと課題発見Ⅰ」と「イノベーションと課題発見Ⅱ」を、学内外の起業関連エキスパートを講師として展開すると共に、「ベンチャー起業家訪問」と「ビジネスプラン策定」を課し、起業マインド育成を図っている。また、並行して「イノベーションと起業Ⅱ(横浜発ベンチャーインターンシップ)」を、ベンチャー企業での長期インターンシップとして開講し、ベンチャー企業の実態に触れると共に、企業から提案される課題解決を中心とした取組みの実践とその成果発表を課している。

上記の3科目を履修し、申請した者は、副専攻プログラム「ベンチャービジネス」修了を履修台帳に記載し、修了証を発行する。

※副専攻プログラム「実践企業成長教育プログラム」は終了しました。